014-008033
承認していない承認経路があるにも関わらず、申請を決裁できてしまう場合がある。
- 種別
- 不具合
- 機能
-
- ワークフロー
- 再現バージョン
-
- 9.3.0
- 9.3.1
- 9.3.2
- 9.3.3
- 10.0.0
- 10.0.1
- 10.0.2
- 改修バージョン
- 10.1.0
- 公開日
- 2014-03-28
- 更新日
- 2014-04-11
詳細
【発生条件】
次の条件をすべて満たす場合に発生します。
- 進行状況が「承認(誰か1人)」である。
- 「承認(誰か1人)」の承認経路の前と後に、同じユーザーが処理者として指定されている。
- 「未処理申請の処理」画面にアクセスする。
【準備】
- ユーザーを追加します。
例:
- ユーザー1
- ユーザー2
- ユーザー3
- 申請フォームを追加します。
例:
申請フォーム名:申請フォーム1
経路種別:
- 承認(1人)
- 承認(誰か1人)
- 決裁
- ユーザー1で申請フォーム1を利用して、申請を作成します。
例:
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標題:申請1
承認(1人):ユーザー2
承認(誰か1人):ユーザー3
決裁:ユーザー2
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【再現手順】
- ユーザー2でログインし、[ワークフロー] > [最新一覧] > [申請フォーム1(申請1)]の順にクリックします。
- 「未処理申請の処理」画面で、WebブラウザーのアドレスバーのURLをコピーします。
例:
http://(インストールしたサーバーのIPアドレスまたはホスト名)/scripts/cbag/ag.exe?page=WorkFlowHandle&wid=(申請ID) - [この申請を承認する]をクリックし、申請1を承認します。
- 手順2でコピーしたURLを、Webブラウザーのアドレスバーに直接入力します。
→現象発生:
進行状況が「承認(誰か1人)」であるにも関わらず、[この申請を決裁する]が表示され、申請1を決裁できます。
補足:
- ユーザー2が申請1を決裁した後、ユーザー3が申請1を承認しようとすると、次のエラーが発生し、承認できません。
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エラー番号:16319
この申請を処理することはできません。
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- ユーザー2の個人設定で、申請のメール通知を設定していた場合、次の操作でも、同様の現象が発生します。
- ユーザー2で申請1を承認します。
- 「[未処理:承認] 申請1」のメールに記載されたURLをクリックします。
- ユーザー2で申請1を承認します。
- [ワークフロー] > [受信一覧] > [申請フォーム1(申請1)]の順にクリックし表示された「申請データの詳細」画面からは、承認も決裁もできず、本現象は再現しません。
例:
http://(インストールしたサーバーのIPアドレスまたはホスト名)/scripts/cbag/ag.exe?page=WorkFlowView&wid=(申請ID) - 決裁だけでなく、承認でも、同様の現象が発生します。
例:
次のような申請フォームを利用して申請を作成した場合、進行状況が「承認(誰か1人)」のとき、ユーザー2の2回目の承認もできてしまいます。
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標題:申請2
承認(1人):ユーザー2
承認(誰か1人):ユーザー3
承認(1人):ユーザー2
決裁:ユーザー3
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回避/対応方法
【回避方法】
次のどちらかの方法で回避できます。
- ユーザー2が「未処理申請の処理」画面で、進行状況が自身にあるか確認してから、申請1の承認、または決裁を行います。
- 次のバージョンの製品で本現象を改修しています。バージョンアップを検討してください。
- バージョン 10.1.0のサイボウズ Office