001-011405

パッケージ版 Garoon

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関数「workflow.request.approve.show」を使用し、eventオブジェクトをreturnすると、「未処理申請の処理」画面で「自動計算」項目の結果が不正になる場合がある。

種別
不具合
機能
  • ワークフロー
  • JavaScript API
再現バージョン
  • 5.0.0
  • 5.0.1
  • 5.0.2
  • 5.5.0
  • 5.5.1
  • 5.9.0
  • 5.9.1
  • 5.9.2
  • 5.15.0
  • 5.15.1
  • 5.15.2
  • 6.0.0
  • 6.0.1
  • 6.0.2
  • 6.0.3
改修バージョン
改修予定
あり

現時点で改修の予定がある不具合には「改修予定 あり」が表示されます。ただし予定通りに改修されない場合もあるため、この表示は改修を確約するものではありません。また、不具合の具体的な改修時期についてはお伝えできません。

公開日
2024-07-25
更新日
2024-07-25

詳細

【発生条件】
次の条件をすべて満たす場合に発生します。
  • 申請フォームに、次のような「自動計算」項目を含む。
    • 計算結果を表示しない「自動計算」項目を計算内容に使用する。

  • 関数「workflow.request.approve.show」を使用し、eventオブジェクトをreturnする。

【準備】
  • ユーザーを追加します。

    例:
    ユーザー1

  • ワークフローの「JavaScript / CSSによるカスタマイズ」を許可する設定にします。

    補足:
    • (システム管理画面)「ワークフロー > 一般設定」画面で設定します。

  • 申請フォームに、発生条件1点目を満たす「自動計算」項目を追加します。

    例:
    申請フォーム1
    ---------------
    タイプ:数値
    項目名:数値項目1

    タイプ:自動計算
    項目名:自動計算項目1
    計算内容:(四則演算)数値項目1 + 数値項目1
    表示:申請フォームに計算結果を表示しない

    タイプ:自動計算
    項目名:自動計算項目2
    計算内容:(四則演算)数値項目1 + 自動計算項目1
    ---------------

  • 関数「workflow.request.approve.show」を使用して、eventオブジェクトをreturnするよう準備します。

    例:
    ---------------
    garoon.events.on('workflow.request.approve.show', (event) => {
      return event;
    });
    ---------------

    補足:

  • 申請フォーム1に経路を設定し、有効にします。

  • 申請フォーム1を使用して申請を作成します。

    例:
    ---------------
    標題:申請1
    数値項目1:10
    自動計算項目2:30
    承認経路の処理者:ユーザー1
    ---------------

    補足:
    • 数値項目1に任意の値を入力し、承認経路の処理者にユーザー1を設定します。

    • 申請1の「申請の作成(内容の確認)」画面、または「申請内容の詳細」画面では、自動計算項目2に計算結果が正しく表示されます。

【再現手順】
  1. ユーザー1でアプリケーション画面にログインし、[ワークフロー] > [最新一覧] > [申請1]の順にクリックします。

→現象発生:
 申請1の「未処理申請の処理」画面で、自動計算項目2の計算結果が不正になります。

 例:
 ---------------
 自動計算項目2:10
 ---------------

補足:
  • 「自動計算」項目の計算内容に、次のいずれかの設定を行った場合も、同様の現象が発生します。
    • 「四則演算」で「定数」を使用する。
    • 「路線ナビ連携」項目を使用する。
    • 「合計(選択項目の値の総和を計算します)」を選択する。

  • 本現象が発生したあとに申請の処理を行っても、自動計算項目2の値には影響はありません。

回避/対応方法

本現象に対する有効な回避方法や対応方法はありません。