詳細

【発生条件】

次の条件をすべて満たす場合に発生します。

• DB分割構成で、ガルーンをインストールする。
  
  
• ガルーンに一番最後に追加したユーザーである。
  
  補足：
  
  • uidの値が一番大きいユーザーです。

【準備】

• DB分割構成で、バージョン 3.5.0のガルーンをインストールします。
  
  
• 組織を追加します。
  
  例：
  組織A
  
  
• ユーザーを追加します。
  
  例：
  ユーザー1
  
  
• ユーザー1を組織Aに所属させます。

【再現手順】

1. システム管理画面にログインし、[基本システムの管理] ＞ [ユーザー] ＞ [組織/ユーザーの設定] ＞ [組織A] ＞ [ユーザー1]の順にクリックします。
   
   
2. 所属する組織欄に、「組織A」が表示されていることを確認します。
   
   
3. [変更する]をクリックします。

→現象発生：

 所属組織欄に「（組織に未所属のユーザー）」と表示され、所属組織変更が正常に反映されない場合があります。

補足：

• 次の画面でも同様の現象が発生します。
  
  • (システム管理画面)「ユーザー ＞ 組織/ユーザーの設定 ＞ ユーザーの詳細 ＞ 所属組織の変更」画面
    
    
  • (システム管理画面)「ユーザー ＞ 組織/ユーザーの設定 ＞ ユーザーの詳細 ＞ ユーザー情報の変更」で[所属組織を変更する]をクリックして表示される「所属組織の変更｣画面
    
    

• 現象が発生するユーザーで、次の挙動も確認しています。

  • スケジュールのユーザー選択ドロップダウンリストで、閲覧権限を持っている組織が表示されません。
    
    
    1. スケジュールのアクセス権設定で、組織Aに対するアクセス権を次のように設定します。
       
       例：
       アクセス権のセキュリティモデル：GRANT（許可の対象を選択する）
       アクセス権一覧：組織A（閲覧・追加・変更・削除）
       
       
    2. ユーザー1でアプリケーション画面にログインし、［スケジュール］ ＞ [グループ週]の順にクリックします。
       
       
    3. ユーザー選択ドロップダウンリストの表示を確認します。
       
       
  • スケジュールで全施設を選択した際、閲覧権限を持っている施設が表示されません。
    
    
    1. 施設を追加します。
       
       例：
       施設1
       
       
    2. スケジュールのアクセス権設定で、施設1に対するアクセス権を次のように設定します。
       
       例：
       アクセス権のセキュリティモデル：GRANT（許可の対象を選択する）
       アクセス権一覧：組織A（閲覧・追加・変更・削除）
       
       
    3. ユーザー1でアプリケーション画面にログインし、［スケジュール］ ＞ [グループ週]の順にクリックします。
       
       
    4. 施設選択ドロップダウンリストを開き、[（全施設）]をクリックします。
       
       

  • 現象発生後「所属組織の変更」画面で別の組織を追加した場合も、同様の現象が発生します。

    1. 組織を追加します。
       
       例：
       組織B
       
       
    2. システム管理画面にログインし、[基本システムの管理] ＞ [ユーザー] ＞ [組織/ユーザーの設定] ＞ [組織A] ＞ [ユーザー1] ＞ [所属組織を変更する]の順にクリックします。
       
       
    3. 追加する組織に組織Bを指定し、[変更する]をクリックします。
       
       
    4. [基本システムの管理] ＞ [ユーザー] ＞ [組織/ユーザーの設定] ＞ [組織B] ＞ [ユーザー1]の順にクリックします。
       
       
    5. 所属する組織欄に、「組織B」が表示されていることを確認します。
       
       
    6. [変更する]をクリックします。
       
       
    7. 所属組織欄に次のように表示され、手順3の所属組織変更が正常に反映されない場合があります。
       
       例：
       ユーザー情報の変更：組織A

回避/対応方法

【回避方法】

全アプリケーションサーバーで、Memcacheを停止します。

例：
/etc/init.d/cymemcached stop

【対応方法】

ほかのユーザーの「ユーザー情報の変更」画面で、何も変更せずに［変更する］をクリックします。

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