001-003499
「動作環境」画面で表示される「DiskFreeSpace」の値が正しくない。
- 種別
- 不具合
- 機能
-
- その他
- 再現バージョン
-
- 2.5.0
- 2.5.1
- 2.5.2
- 2.5.3
- 改修バージョン
- 2.5.4
- 公開日
- 2010-03-08
- 更新日
- 2011-07-14
詳細
【発生条件】
- データベースエンジンのディレクトリーとWebサーバーのCGI実行ディレクトリーのディスク、またはパーティションが異なる。
【再現手順】
- システム管理画面で、[お知らせ] > [動作環境]の順にクリックします。
- 「DiskFreeSpace」を確認します。
→現象発生:
「動作環境」画面で、「DiskFreeSpace」に、次の値が表示されます。
- Windowsの場合:
「(CGI 実行可能ディレクトリー)\(インストール識別子)」のディスクの空き容量
例:
次の設定でインストールを行います。
- CGI実行ディレクトリー:(CGI 実行可能ディレクトリー)\(インストール識別子)
C:\InetPub\Scripts\cbgrn
- データベースエンジンのディレクトリー:(データベースエンジンのディレクトリー)\mysql-5.0
D:\Cybozu\mysql-5.0
→次のディスクの空き容量の値が表示されます。
C:\InetPub\Scripts\cbgrn
- CGI実行ディレクトリー:(CGI 実行可能ディレクトリー)\(インストール識別子)
- Linuxの場合:
「(CGI 実行可能ディレクトリー)/(インストール識別子)」のパーティションの空き容量
例:
インストール時に指定する次のディレクトリーを異なるパーティションに設定します。
- CGI実行ディレクトリー:(CGI 実行可能ディレクトリー)/(インストール識別子)
/var/www/cgi-bin/cbgrn
- データベースエンジンのディレクトリー:(データベースエンジンのディレクトリー)/mysq-5.0
/usr/local/cybozu/mysql-5.0
→次のパーティションの空き容量の値が表示されます。
/var/www/cgi-bin/cbgrn
- CGI実行ディレクトリー:(CGI 実行可能ディレクトリー)/(インストール識別子)
→正しい結果:
「動作環境」画面で、「DiskFreeSpace」に、次の値が表示されます。
- Windowsの場合:
「(データベースエンジンのディレクトリー)\mysq-5.0」のディスクの空き容量
例:
次の設定でインストールを行います。
- CGI実行ディレクトリー:(CGI 実行可能ディレクトリ)\(インストール識別子)
C:\InetPub\Scripts\cbgrn
- データベースエンジンのディレクトリー:(データベースエンジンのディレクトリー)\mysql-5.0
D:\Cybozu\mysql-5.0
→次のディスクの空き容量の値が表示されます。
D:\Cybozu\mysql-5.0
- CGI実行ディレクトリー:(CGI 実行可能ディレクトリ)\(インストール識別子)
- Linuxの場合:
「(データベースエンジンのディレクトリー)/mysq-5.0」のパーティションの空き容量
例:
インストール時に指定する次のディレクトリーを異なるパーティションに設定します。
- CGI実行ディレクトリー:(CGI 実行可能ディレクトリー)/(インストール識別子)
/var/www/cgi-bin/cbgrn
- データベースエンジンのディレクトリー:(データベースエンジンのディレクトリー)/mysq-5.0
/usr/local/cybozu/mysql-5.0
→次のパーティションの空き容量の値が表示されます。
/usr/local/cybozu/mysql-5.0
- CGI実行ディレクトリー:(CGI 実行可能ディレクトリー)/(インストール識別子)
補足:
- 「common.ini」の「data_dir」 に記載されているディレクトリーを、DiskFreeSpace(空き容量)として参照しています。
「common.ini」はCGI実行ディレクトリーにインストールされます。 - Linuxの場合、ハードディスクのマウントの設定によっては、正しい空き容量を表示できません。
回避/対応方法
次のいずれかの方法で、「(データベースエンジンのディレクトリー)/mysq-5.0」のディスクまたは、パーティションの空き容量を正しく表示できます。
- 次のバージョンの製品で本現象を改修しています。バージョンアップを検討してください。
バージョン 2.5.4以降のガルーン - 「common.ini」の「data_dir」 に記載されているディレクトリーをデータベースエンジンのディレクトリーに変更します。
- Webサーバーが動作しているサーバーマシンで、Webサーバーを停止します。
- スケジューリングサービスが動作しているサーバーマシンで、スケジューリングサービスを停止します。
▼ FAQ:サービスの停止/起動はどのように行なうのですか?
http://cbdb.cybozu.co.jp/cgi-bin/db.cgi?page=DBRecord&did=654&rid=240 - common.iniをテキストエディターなどで開きます。
補足:
common.iniは次のディレクトリーに配置されています。
(CGI実行ディレクトリー)/(インストール識別子)/common.ini
例:
C:\InetPub\Scripts\cbgrn\common.ini
/var/www/cgi-bin/cbgrn/common.ini - 「common.ini」の「data_dir」 に記載されているディレクトリーをデータベースエンジンのディレクトリーに変更して保存します。
例:
data_dir = "(CGI 実行可能ディレクトリー)/(インストール識別子)"
↓
data_dir = "(データベースエンジンのディレクトリー)/mysql-5.0" - スケジューリングサービスを起動します。
- Webサーバーを起動します。
- Webサーバーが動作しているサーバーマシンで、Webサーバーを停止します。