CSVファイルを使用してアクセス権を読み込むと、CSVファイルに記述していないアクセス権の設定が削除される。
- 種別
- 不具合
- 機能
-
- ファイル管理
- 再現バージョン
-
- 2.5.3
- 改修バージョン
- 2.5.4
- 公開日
- 2010-02-26
- 更新日
- 2010-03-08
詳細
【現象】
CSVファイルを使用してアクセス権を読み込むと、CSVファイルに記述していない
アクセス権の設定が削除される。
※CSVファイルを読み込むと、すべてのデータが上書きされる現象です。
2.5.2 以前のバージョンでは、差分のデータが読み込まれます。
【発生条件】
・フォルダのアクセス権を、CSVファイルを使用して設定する
【事前準備】
1. 「システム管理(各アプリケーション) > ファイル管理 > アクセス権の
設定 > アクセス権の一覧」画面から、ルートフォルダに対して次のアクセス権
を設定する
対象:ユーザー1
設定内容:閲覧のみ可能
2. 「システム管理(各アプリケーション) > ファイル管理 > CSVファイルへの
書き出し > アクセス権の書き出し」画面から、アクセス権の設定をCSVファイ
ルに書き出す
【再現手順】
1. 事前準備で書き出したCSVファイルの内容を、次のように書き換える
(変更前)
"フォルダコード","設定項目","設定値","設定対象"
"ROOT_FOLDER","security_model","grant",""
"ROOT_FOLDER","user","R","ユーザー1"
"ROOT_FOLDER","dynamic_role","R","LoginUser"
(変更後)
"フォルダコード","設定項目","設定値","設定対象"
"ROOT_FOLDER","security_model","grant",""
"ROOT_FOLDER","user","R","ユーザー2"
2. 「システム管理(各アプリケーション) > ファイル管理 > CSVファイル
からの読み込み > アクセス権の読み込み」画面から、手順1で変更した
CSVファイルを読み込む
3. 「システム管理(各アプリケーション) > ファイル管理 > アクセス権の
設定」画面で、ルートフォルダのアクセス権設定を確認する
→現象発生
ユーザー1およびLoginUserのアクセス権の設定が削除されている。
回避/対応方法
【回避方法】
・CSVファイルに既存のアクセス権設定を残して読み込む