001-005546
[Windows版の現象]サーバー分離構成で3.1.0へバージョンアップした場合、ログイン後のセッションが保持できない。
- 種別
- 不具合
- 機能
-
- インストーラー
- 再現バージョン
-
- 3.1.0
- 改修バージョン
- 3.5.0
- 公開日
- 2011-12-09
- 更新日
- 2012-01-20
詳細
【発生条件】
次の条件をすべて満たす場合に発生します。
- バージョン2.5.Xまたは3.0.Xのガルーンをサーバー分離構成で運用している。
- バージョン3.1.0のガルーンへバージョンアップする。
【準備】
- バージョン 2.5.Xのガルーンでサーバー分離構成の環境を構築します。
【再現手順】
- 準備で構築したバージョン2.5.Xのガルーンを、3.1.0へバージョンアップします。
補足:
バージョンアップの手順はインストールマニュアルをご確認下さい。
▼サーバー分離構成インストールマニュアル
http://manual.cybozu.co.jp/garoon3/ - 任意のユーザーでログインし、任意のリンクをクリックします。
→現象発生:
画面遷移せず、ログイン画面が表示されます。
回避/対応方法
【回避方法】
バージョンアップ前に次の操作を行なうことで回避できます。
- データベースサーバーのcommon.iniで、セッションファイル保存ディレクトリの指定を変更する。
データベースサーバーのcommon.iniの[Session]セクションを、次の内容に変更します。
変更前:
--------------------------
save_path = "C:/Inetpub/scripts/cbgrn/sessiondata/"
--------------------------
変更後:
--------------------------
save_path = "C:/Inetpub/scripts/cbgrn/sessiondata/sessionfiles"
--------------------------
補足:
- 上記は「sessiondata」フォルダ以下に「sessionfiles」フォルダを作成した場合の記載例です。
- common.iniは次のディレクトリに配置されています。
(CGIディレクトリ)\(インストール識別子)\common.ini
- 上記は「sessiondata」フォルダ以下に「sessionfiles」フォルダを作成した場合の記載例です。
【対応方法】
次の操作を行なうことで対応できます。
- セッションファイルの保存ディレクトリを再作成する。
- データベースサーバーのセッションファイル保存ディレクトリを確認します。
例:
(CGIディレクトリ)\(インストール識別子)\sessiondata - 「sessiondata」フォルダ以下に手動で作成したフォルダが削除されているので、再作成します。
例:
(CGIディレクトリ)\(インストール識別子)\sessiondata\sessionfiles
補足:
詳細な設定手順はマニュアルにてご確認下さい。
▼サーバー分離構成インストールマニュアル
http://manual.cybozu.co.jp/garoon3/
- データベースサーバーのセッションファイル保存ディレクトリを確認します。
補足:
アプリケーションサーバー側の「grn.exe」の匿名アクセスの設定が初期化されている場合がありますので、
この場合は再設定を行なってください。