ガルーン 2 連携APIでユーザー情報を読み込んでいると、拠点を追加した後にユーザー情報を変更できない場合がある。
- 種別
- 不具合
- 機能
-
- ユーザー
- Gr2 API
- 再現バージョン
-
- 3.5.0
- 改修バージョン
- 3.5.3
- 公開日
- 2012-03-29
- 更新日
- 2013-12-06
詳細
【発生条件】
次のどちらかのガルーンに拠点が存在する場合に、現象が発生します。
- バージョン 3.1.xのガルーンで、ガルーン 2 連携APIを利用してユーザー追加した後、バージョン 3.5.0へバージョンアップする。
- バージョン 3.5.0のガルーンで、ガルーン 2 連携APIを利用してユーザー追加する。
補足:
ガルーン 2 連携APIを利用してユーザー情報を読み込む場合は、バージョン 3.0以前のCSVフォーマットを利用する必要があります。
【準備】
バージョン 3.1.xの場合:
- 「ガルーン 2 連携API 製品プログラム 1.3.2 for ガルーン 3.1.x」を利用して、ユーザー情報を読み込みます。
- バージョン 3.5.0のガルーンへバージョンアップします。
バージョン 3.5.0の場合:
- 「ガルーン 2 連携API 製品プログラム 1.3.2 for ガルーン 3.5.x」を利用して、ユーザー情報を読み込みます。
【再現手順】
- バージョン 3.5.0のガルーンでシステム管理画面にログインし、[基本システムの管理] > [カレンダー] > [拠点の設定] > [拠点を追加する]の順にクリックします。
- 拠点名と拠点コードを入力し、[設定する]をクリックします。
- [システム管理(基本システム)] >[ユーザー] > [組織/ユーザーの設定]の順にクリックし、CSVで読み込んだユーザーの[変更]をクリックします。
- 「ユーザー情報の変更」画面で[変更する]をクリックします。
→現象発生:
次のエラーが表示され、ユーザー情報を変更できません。
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エラー (PHP00004)
予期しないエラーが発生しました。
原因
原因は不明です。
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補足:
- ガルーン 2 連携API サンプルプログラム(application、ldap)を利用した場合も同様の現象が再現します。
回避/対応方法
本件は次の不具合と同様の原因で発生します。
バージョン 3.0以前のCSVフォーマットを使用してユーザー情報を読み込んでいると、拠点を追加した後にユーザー情報を変更できない場合がある。
https://kb.cybozu.support/article/30433/
【対応方法】
php.iniファイルのerror_reportingの設定値を変更することで対応できます。
例:
変更前
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error_reporting = E_ALL
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変更後
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error_reporting = E_ERROR|E_PARSE|E_CORE_ERROR|E_COMPILE_ERROR|E_USER_ERROR
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補足:
- php.iniは次のディレクトリーに配置されています。
(cgi実行ディレクトリ)/(インストール識別子)/php.ini - バージョン 3.5.1以降のガルーンにバージョンアップすると、error_reportingの設定値が変更後のものへ書き換わります。
このためバージョン 3.5.1以降のガルーンでは、上記の変更は不要です。
また、バージョン3.1以降のCSVフォーマットを使用し、システム管理画面からファイルを読み込むことでも対応できます。
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【更新履歴】
2013/12/06 回避/対応方法のURLを変更しました。
2012/04/23 対応方法を追記しました。
2012/04/05 記事に「error_reporting」タグを追加しました。
2012/05/25 対応方法に補足を追記しました。