001-005921
[Windows版の現象]repair.batを使用して3.5.0へのバージョンアップを完了させると、スケジューリングサービスに誤った実行ファイルのパスが設定される。
- 種別
- 不具合
- 機能
-
- インストーラー
- 再現バージョン
-
- 3.5.0
- 改修バージョン
- 公開日
- 2012-08-31
- 更新日
- 2013-04-24
詳細
【発生条件】
次の条件をすべて満たす場合に発生します。
- バージョン 3.1.X以前のバージョンのガルーンをインストールしている。
- 3.5.0a もしくは 3.5.0b のアーカイブを利用してバージョンアップを行なう。
【準備】
- バージョン 3.1.X以前のバージョンのガルーンをインストールします。
- コマンドプロンプトで次のディレクトリーを開いた状態にしておきます。
バージョン 2.5.0以降のガルーンの場合: C:\Program Files\Cybozu\mysql-5.0\bin
バージョン 2.1.3以前のガルーンの場合: C:\Program Files\Cybozu\mysql-4.1\bin - バージョン3.5.0のガルーンのインストーラーを起動し、バージョンアップを実行します。
- インストーラーの処理が中止され、次のメッセージが表示されます。
--------------
サイボウズ データベースエンジンのアップデートを中止しました。
アップデートを再開するために、OS を再起動してから、次のプログラムを実行してください。
・(ガルーンのインストーラーを配置したディレクトリー)\repair.bat
-------------- - サーバーマシンのOSを再起動します。
- バージョン3.5.0のガルーンのインストーラーを配置したディレクトリーに移動します。
- repair.bat をダブルクリックし、バージョンアップを完了させます。
【再現手順】
- Windowsのスタートメニューから、[管理ツール] > [サービス]の順にクリックします。
- 「Cybozu_Scheduling_Service_cbgrn」のプロパティを表示します。
- [全般]をクリックします。
→現象発生:
「実行ファイルのパス」が不正に表示されます。また、「スタートアップの種類」が空欄になります。
例:
\SystemRoot\C:\Inetpub\scripts\cbgrn\sched.exe
→正しい結果:
「実行ファイルのパス」が次のように表示されます。また、「スタートアップの種類」が「自動」で設定されます。
例:
C:\Inetpub\scripts\cbgrn\sched.exe
補足:
- 本現象が発生すると、スケジューリングサービスが起動しなくなります。
- バージョン 3.7.0へのバージョンアップ時には、本現象は発生しません。
回避/対応方法
【対応方法】
SCコマンドを利用して、「実行ファイルのパス」と「スタートアップの種類」を正常な値に戻します。
- コマンドラインを開きます。
- 次のコマンドを実行します。
sc config Cybozu_Scheduling_Service_(インストール識別子) start= auto binPath= (CGIディレクトリ)\sched.exe
例:
sc config Cybozu_Scheduling_Service_cbgrn start= auto binPath= C:\Inetpub\scripts\cbgrn\sched.exe
補足:
- オプションの「=」の後ろには半角スペースが必要です。