014-008860
自動ルックアップ項目で取得した内容が、CSVファイルに書き出されない場合がある。
- 種別
- 不具合
- 機能
-
- CSV書き出し
- カスタムアプリ
- 再現バージョン
-
- 10.3.0
- 改修バージョン
- 10.4.0
- 公開日
- 2015-04-28
- 更新日
- 2015-10-09
詳細
【発生条件】
次の条件を満たす場合に発生します。
- リレーションの「関連づけるアプリ」に設定したアプリで、アプリまたは項目のアクセス権が、任意のユーザー/グループに対して設定されている。
【準備】
- ユーザーを追加します。
例:
ユーザー1
- カスタムアプリで、アプリを追加します。
例:
- アプリ1
- アプリ2
- アプリ1に、項目を追加します。
例:
- 項目名:項目1
入力タイプ:文字列(1行) - 項目名:項目2
入力タイプ:自動ルックアップ
- 項目名:項目1
- アプリ2に、項目を追加します。
例:
- 項目名:項目3
入力タイプ:文字列(1行) - 項目名:項目4
入力タイプ:文字列(1行)
- 項目名:項目3
- アプリ1に、リレーションを追加します。
例:
-------
リレーション名:リレーション1
関連づけるアプリ:アプリ2
キーになる項目:項目1[type=文字列(1行)]⇔項目3[type=文字列(1行)]
関連づける項目:項目2[type=自動ルックアップ]⇔項目4[type=文字列(1行)]
------- - アプリ2の項目4のアクセス権で、次の設定を行います。
例:
-------
項目:項目4
対象:ユーザー1
許可する操作:「閲覧」「編集」
-------
補足:
- 「対象:全員」は削除します。
- ユーザー1に、アプリ2の項目4の「閲覧」および「編集」アクセス権がある場合も、本現象は発生します。
- 「対象:全員」は削除します。
- アプリ2に、レコードを登録します。
例:
-------
項目3:内容1
項目4:内容2
------- - アプリ1に、レコードを登録します。
例:
-------
項目1:内容1
項目2:([ルックアップ])
-------
補足:
- ルックアップが実行され、次の内容でレコードが登録されます。
例:
-------
項目1:内容1
項目2:内容2
-------
- ルックアップが実行され、次の内容でレコードが登録されます。
【再現手順】
- [カスタムアプリ] > [アプリ1] > [その他の操作] > [CSVファイルに書き出す]の順にクリックします。
- 書き出す項目に「項目2」を選択し、[次に、書き出す内容を確認する >>]をクリックします。
例:
-------
書き出す項目:「項目1」「項目2」
項目名:「先頭行に項目名を書き出す」のチェックボックスを選択する
------- - [書き出す]をクリックします。
- 書き出されたCSVファイルを確認します。
→現象発生:
自動ルックアップ項目で取得した内容が、CSVファイルに書き出されません。
例:
-------
"項目1,"項目2"
"内容1",""
-------
→正しい結果:
自動ルックアップ項目で取得した内容が、CSVファイルに書き出されます。
例:
-------
"項目1,"項目2"
"内容1","内容2"
-------
補足:
- 準備で、アプリ2のアクセス権を設定した場合も、同様の現象が発生します。
例:
- アプリ2の運用管理者にユーザー1を指定し、かつ、アプリ2のアクセス権で、次の設定を行います。
-------
対象:ユーザー1
許可する操作:「閲覧」「編集」「追加」「削除」
-------
補足:
- 「対象:全員」は削除します。
- アプリ2の運用管理者にユーザー1を指定し、かつ、アプリ2のアクセス権で、次の設定を行います。
回避/対応方法
【回避方法】
次のバージョンの製品で本現象を改修しています。バージョンアップを検討してください。
- バージョン 10.4.0のサイボウズ Office
【対応方法】
次の方法で、自動ルックアップ項目の内容をファイルに出力します。
- [カスタムアプリ] > [アプリ1] > [その他の操作] > [印刷用画面] > [ファイルに出力する]の順にクリックします。
- 出力されたファイルを、Excelで開きます。