001-009300
暗号化通信にTLSを使用するメールサーバーを利用している場合、自動転送の条件を満たすメールを1度に2件以上受信しても1件しか転送されず、かつ転送したメールが送信箱に残らない。
- 種別
- 不具合
- 機能
-
- メール
- 再現バージョン
-
- 4.0.0
- 4.0.1
- 4.0.2
- 4.0.3
- 4.2.0
- 改修バージョン
- 4.2.1
- 公開日
- 2016-01-14
- 更新日
- 2016-02-26
詳細
【準備】
- ユーザーを追加します。
例:
- ユーザー1
- ユーザー2
- ユーザー3
- 暗号化通信にTLSを使用したメールサーバーを追加します。
例:
メールサーバー1 - メールアカウントを追加します。
例:
- ユーザー1
------------------------
E-mail:user1@xxxxx.co.jp
------------------------ - ユーザー2
------------------------
E-mail:user2@xxxxx.co.jp
------------------------ - ユーザー3
------------------------
E-mail:user3@xxxxx.co.jp
------------------------
- ユーザー1
- ユーザー1で、メールの自動転送の設定を追加します。
例:
------------------------
転送設定名:転送1
転送条件:以下のすべての条件を満たす
Toが次を含む:user1@xxxxx.co.jp
転送先:user2@xxxxx.co.jp
------------------------ - ユーザー3で、ユーザー1宛にメールを2件以上送信します。
例:
- メール1
- メール2
【再現手順】
- ユーザー1でアプリケーション画面にログインし、[メール] > [受信]の順にクリックします。
補足:
- 準備で送信したメール1とメール2が受信されます。
- 準備で送信したメール1とメール2が受信されます。
- ユーザー2でアプリケーション画面にログインし、[メール] > [受信]の順にクリックします。
→現象発生:
メール1しか転送されていません。
例:
------------------------
Fwd: メール1
------------------------
補足:
- ユーザー1の送信箱に、転送したメールが残りません。
例:
------------------------
Fwd: メール1
------------------------ - ログの出力設定を行っている場合、手順1を実施すると、(システム管理画面)「ロギング > ログ一覧」画面に次のエラーが出力されます。
例:
------------------------
カテゴリ:メール
深刻度:エラー
内容:[16984] GRN_MAIL_24151
------------------------ - 手順1を実施すると、XXXX-XX-XX.background_job.logに「Error: GRN_MAIL_24151」が出力されます。
例:
------------------------
[Oct 01 2015 00:00:00 (GMT)]Failed execute process.
Error: GRN_MAIL_24151
送信メールサーバーとの接続に失敗しました。
Cause:
メールサーバーからの応答: ""221 - [221 2.0.0 Bye]
-1 - [サーバーがエラー応答を返しました。]
220 - [220 メールサーバー1 ESMTP Postfix]
-1 - [サーバーがエラー応答を返しました。]
""
Counter Measure:
システム管理者およびアプリケーションの運用管理者にご相談ください。
------------------------
※XXXX-XX-XX.background_job.logは、次のディレクトリーに出力されます。
/(CGI実行ディレクトリ)/(インストール識別子)/logs/background_job/XXXX-XX-XX.background_job.log
→正しい結果:
メール1、メール2が転送され、かつユーザー1の送信箱に転送したメールが残ります。
回避/対応方法
【回避方法】
次のバージョンの製品で本現象を改修しています。バージョンアップを検討してください。
- バージョン 4.2.1のガルーン