001-010356
関数「garoon.workflow.request.get()」で取得した「自動計算」項目の「value」の値が、文字列として扱われない場合がある。
- 種別
- 不具合
- 機能
-
- ワークフロー
- JavaScript API
- 再現バージョン
-
- 4.6.0
- 4.6.1
- 4.6.2
- 4.6.3
- 4.10.0
- 4.10.1
- 改修バージョン
- 4.10.2
- 公開日
- 2018-12-13
- 更新日
- 2019-03-15
詳細
【発生条件】
次の条件をすべて満たす場合に発生します。
- 関数「garoon.workflow.request.get()」を使用して、申請データの値を取得する。
- 申請フォームに、「自動計算」項目を含む。
【準備】
- ワークフローの「JavaScript / CSSによるカスタマイズ」を許可する設定にします。
補足:
- (システム管理画面)「ワークフロー > 一般設定」画面で設定します。
- (システム管理画面)「ワークフロー > 一般設定」画面で設定します。
- 申請フォームに、「自動計算」項目を追加します。
例:
---------------
タイプ:数値
項目名:数値項目1
タイプ:数値
項目名:数値項目2
タイプ:自動計算
項目名:自動計算項目1
計算内容:(四則演算)数値項目1 + 数値項目2
---------------
補足:- 「自動計算」項目は、次のように設定します。
- 「小数点以下の有効な桁数」のドロップダウンリストで「0」を選択する。
- 「申請フォームに計算結果を表示しない」のチェックボックスの選択を外す。
- 「小数点以下の有効な桁数」のドロップダウンリストで「0」を選択する。
- 「自動計算」項目は、次のように設定します。
- 関数「garoon.workflow.request.get()」を使用して、申請データの値を取得できるよう準備します。
例:
------------------------
var request = garoon.workflow.request.get();
console.log(request);
------------------------
補足:
- Garoon JavaScript APIの使用については、cybozu developer networkをご確認ください。
https://cybozu.dev/ja/garoon/docs/js-api/
- Garoon JavaScript APIの使用については、cybozu developer networkをご確認ください。
【再現手順】
- アプリケーション画面にログインし、ワークフローの申請画面で、任意の内容を入力します。
例:
---------
標題:申請1
数値項目1:1
数値項目2:2
--------- - [経路を設定する]をクリックします。
- 申請経路を設定し、[内容を確認する]をクリックします。
- 関数「garoon.workflow.request.get()」を使用して取得した、申請データの値を確認します。
→現象発生:
「自動計算項目1」の「value」の値が、文字列として扱われていません。
例:
---------
"Item": {
"name": "自動計算項目1",
"type": "CALC",
"value": 3
}
---------
→正しい結果:
「自動計算項目1」の「value」の値が、文字列として扱われます。
例:
---------
"Item": {
"name": "自動計算項目1",
"type": "CALC",
"value": "3"
}
---------
補足:
- 「自動計算」項目の計算内容に、次のいずれかの設定を行った場合も、同様の現象が発生します。
- 「四則演算」で「定数」を使用する。
- 「路線ナビ連携」項目を使用する。
- 「合計(選択項目の値の総和を計算します)」を選択する。
- 「四則演算」で「定数」を使用する。
- 自動計算の計算結果が表示されるほかの画面でも、同様の現象が発生します。
例:- 「ワークフロー > 申請内容の詳細」画面
- (システム管理画面)「ワークフロー > 申請データの管理 > 申請データの詳細」画面
- (運用管理画面)「ワークフロー > 申請データの管理 > 申請データの詳細」画面
- 「ワークフロー > 申請内容の詳細」画面
回避/対応方法
【回避方法】
次のバージョンの製品で本現象を改修しています。バージョンアップを検討してください。
- バージョン 4.10.2のGaroon