016-010130
同一のメールアドレスが存在しないメールスペース間で、メールアプリケーションを移動すると、顧客の履歴情報が不正になる場合がある。
- 種別
- 不具合
- 機能
-
- メール作成
- メール受信
- アドレス帳
- 再現バージョン
-
- 5.4.0
- 5.4.1
- 改修バージョン
- 5.4.5
- 公開日
- 2018-01-15
- 更新日
- 2018-04-06
詳細
【発生条件】
次の条件をすべて満たす場合に発生します。
- メールアプリケーションを移動する際、移動元のメールスペースのアドレス帳と移動先のメールスペースのアドレス帳に、同一のメールアドレスが存在しない。
- 「メールに紐づいたアドレスデータを移動先のメールスペース用のデータに変換する。」のチェックボックスの選択を外して、メールアプリケーションを移動する。
【準備】
- メールスペースを追加します。
例:
- メールスペース1
- メールスペース2
- メールスペース1に、メールアプリケーション1を追加します。
- メールアプリケーション1に、メールアカウントを設定します。
例:
-------
メールサーバー:メールサーバー1
メールアドレス:user2@cybozu.co.jp
------- - メールスペース1のアドレス帳に、顧客を登録します。
例:
-------
名前:顧客1
メールアドレス:user1@cybozu.co.jp
------- - メールワイズ(またはMicrosoft Outlookなどのほかのメールクライアント)で、メールを送信します。
例:
-------
From:user1@cybozu.co.jp
To:user2@cybozu.co.jp
件名:メール1
------- - メールアプリケーション1で、メール1を受信します。
【再現手順】
- [システム設定] > [全般] > [メールアプリケーションの移動]の順にクリックします。
- メールアプリケーション1を移動元に指定し、[移動処理の実行ファイルを作成する]をクリックします。
例:
-------
移動元のメールアプリケーション:メールスペース1、メールアプリケーション1
移動先のメールスペース:メールスペース2
アドレスデータの登録:「メールに紐付いたアドレスデータを、移動先のメールスペース用のデータに変換する。」のチェックボックスの選択を外す
------- - コマンドラインを開きます。
- データディレクトリーに移動します。
例:
Windowsの場合:
cd C:\cybozu\mailwise\cbmw
Linuxの場合:
cd /cybozu/mailwise/cbmw
補足:
- お使いの環境によって、パスは異なります。
- お使いの環境によって、パスは異なります。
- メールアプリケーションの移動コマンドを実行します。
例:
Windowsの場合:
mwmovemail.bat
Linuxの場合:
./mwmovemail - メールワイズにログインし、[メールスペース] > [メールスペース2] > [アドレス帳] > [顧客を登録する]の順にクリックします。
- 名前とメールアドレスを入力し、[登録する]をクリックします。
例:
-------
名前:顧客2
メールアドレス:user1@cybozu.co.jp
-------
補足:
- 顧客1と同じメールアドレスを設定します。
- 顧客1と同じメールアドレスを設定します。
- 顧客2の「顧客の詳細」画面で、[履歴を見る]をクリックします。
→現象発生:
顧客の履歴情報が不正になります。
例:
- メール1の受信履歴が表示されません。
回避/対応方法
【回避方法】
次のバージョンの製品で本現象を改修しています。バージョンアップを検討してください。
- バージョン 5.4.5のメールワイズ
【対応方法】
「RelinkCustomerコマンド」を実行し、メール1と顧客情報の紐付けを再実施します。
【サイボウズ メールワイズ 5】よくあるご質問:
メールの履歴データの再構築コマンド(RelinkCustomerコマンド)の実行手順を教えてください
https://faq.cybozu.info/alphascope/cybozu/web/mailwise5/Detail.aspx?id=1922